仮想通貨とFXのちがい5選

同じ仮想通貨取引でも現物取引と言われる一般的な取引方法と仮想通貨FXと呼ばれる取引方法では大きくちがいがあります。

本記事では、仮想通貨の現物取引と仮想通貨FXのちがい、そして一般的なFX取引(外国為替証拠金取引)と仮想通貨FXのちがいをご紹介します。

目次

仮想通貨取引には2種類ある?現物取引と仮想通貨FXのちがいとは?

仮想通貨の取引は、売りと買いの価格差で利益を得ることが目的になります。

かんたんに言うと、「安い時に買い、高い時に売る」ことによって利益を得ることができます。

仮想通貨に投資するためには仮想通貨取引所に口座開設をしますが、取引所の売買は主に以下の2種類があります。

・現物取引
・仮想通貨FX


それぞれ取引の方法などが違うため、どのようなものなのか把握して自分に合った取引方法を選びましょう。

現物取引とは?

仮想通貨の現物取引とは、レバレッジをかけずに取引をおこない取引の結果、仮想通貨の現物の受け渡しがおこなわれる取引方法です。

レバレッジとは、証拠金の数倍の取引を可能にする取引方法です。
(証拠金とは取引の資金となるお金です)


現物取引の場合だと、実際に購入した仮想通貨を保有することができます。

取引で得た仮想通貨は仮想通貨取引所のウォレットに保管されますが、必要に応じて自分のウォレットに送金することも可能です。

他の取引所に送金して新たな取引にあてることもできますし、自分のウォレットに保管して長期保有することもできます。


現物取引は、仮想通貨そのものを購入するための取引です。

現物取引のメリット・デメリット

現物取引のメリットは仮想通貨の現物を保有できるところにあります。

たとえば、半年、1年と長期保有をして(持ち続けることにより)トータルで大幅な利益を得る可能性がありますし、毎月一定額ずつをコツコツ積立投資することもできます。

(積立投資とは、決まった額を決まった期日に購入することによって価格変動のリスクを避ける投資法です。)


ただし、現物取引はレバレッジをかけることができないぶん、短期間でFXより利益を出しにくい場合があることがデメリットです。

短期間に2倍、3倍の利益を出せる可能性のある仮想通貨を見つけることが難しい、と言われています。(2018年9月時点)

ですので、現物取引で短期的に大きく利益を得ようと考えた場合は一定の資金が必要な場合があります。

仮想通貨FXとは

仮想通貨FXとは、レバレッジをかけて少ない資金で大きな金額の取引ができる取引方法です。

レバレッジとは、「てこの原理」という意味で、証拠金を担保にして預け入れた資金以上の取引が可能です。


2018年9月の時点でビットコインの価格は70万円程度ですので、本来ならば1BTCの取引をするには70万円の日本円が必要です。
(BTCとはビットコインの数量を表す単位です。)

仮想通貨FXで仮に25倍のレバレッジをかけた場合は、3万円程度の証拠金(資金)を準備すれば1BTC=70万円の取引ができます。

仮想通貨FXは仮想通貨自体の受け渡しはおこなわず、売買の価格差で儲ける(差金決済)取引方法です。

仮想通貨FXのメリットとデメリット

仮想通貨FXのメリットはレバレッジを利用することで、少ない資金で大きく稼げる可能性がある点にあります。

少ない資金で投資をしたいサラリーマンや学生でも、仮想通貨FXなら大きな利益を出せる可能性があります。

また、投資する仮想通貨の価格が下がっている場合でも利益を出せるというメリットもあります。

仮想通貨FXでは、最初に売りから入って(空売り)、相場が下がってから買うことで利益を出すこともできます。

買い戻す時の額が、売った時の額よりも安くなっていれば差額分を利益として得ることができます。

現物の受け渡しはしない取引のため、現物を持っていなくても取引ができること、利益を出すタイミングが増えることが特徴です。



仮想通貨FXのデメリットは、チャンスが大きくなる反面、リスクも大きくなるという点です。

レバレッジをかけることによって儲けが大きくなりますが、マイナスになったときの損失も大きくなります。

それだけリスクが高い取引方法ということになります。


ロスカットという仕組みにより、取引期間中であってもマイナスが一定の水準に達すると反対売買がおこなわれ、損失が確定することもあります。

ロスカットとは、レバレッジをかけた取引をおこなう際に、損失がある一定の水準に達すると自動的に決済され損失を確定させる仕組みのことで、損失が大きくならないようにする取引のことです。

仮想通貨FXには損失をだすリスクもあるということを理解してから取引をするようにしましょう。


また、仮想通貨の現物の受け渡しがおこなわれないため、仮想通貨を投資以外の目的に使うことはできません。

たとえば、ビットコインを購入して決済用に使いたいと考えているときは、現物取引をする必要があります。

仮想通貨FXとFXの違いとメリットは??

FX(外国為替証拠金取引)は、日本円やドルなど法定通貨を扱ったレバレッジ取引のことです。

レバレッジをかけて大きな利益を得られるという点では、仮想通貨FXと共通しています。

FXと仮想通貨FXは投資商品としてはどのようなちがいがあるのでしょうか?

主なちがいを5つ紹介します。

1.仮想通貨FXは値動きが激しい

仮想通貨FXは、FXと比較すると値動きの幅(ボラティリティ)が大きいことが特徴です。

仮想通貨は登場したばかりで発展途上にあることや、国家から規制されることもありますので、法定通貨と比べると激しく価格が上下します。


たとえば、ビットコインの価格変動の激しさは、FXの米ドル/日本円と比較すると数倍以上にもなると言われています。

ボラティリティが大きいことは儲けが出るチャンスが大きいという反面、損失が出るリスクも大きくなります。


つまり、仮想通貨FXはFXよりもハイリスク・ハイリターンな投資方法になる傾向にあります。

2.仮想通貨FXは365日取引可能

仮想通貨FXの特徴として、365日取引できるという点があります。

FXでは、通貨国の銀行休業日に取引ができませんので、仕事が休みの日に取引ができない場合があります。

(日本円とアメリカドルの通貨ペアでの場合は、日本の銀行休業日とアメリカの銀行の休日が取引休止日となります)

いっぽう仮想通貨FXは、通貨ペアの銀行休業日に関係なくいつでも取引ができるため、忙しいサラリーマンや学生でもチャレンジしやすいというメリットがあります。

3.スプレッドのちがい

仮想通貨FXとFXでは、スプレッドの幅も大きく違います。

スプレッドとは買うときと、売るときの価格差を表す言葉です。

買いと売りの価格差という意味は同じですが、仮想通貨FXの方が比較的にスプレッドは広くなっています。(2018年9月時点)

仮想通貨取引所が仮想通貨FXのサービスを提供してから歴史が浅いためだと言われていますが、これから徐々にスプレッドは狭くなってくる可能性はあります。

4.仮想通貨FXは通貨ペアが少ない

仮想通貨FXは通貨ペアが少なく、FXと比べると参考にする情報も比較的少なくなります。

通貨ペアとは、売買する2つの通貨の組み合わせのことを表す言葉です。

FXの場合は、様々な通貨の組み合わせがありますが、仮想通貨の場合ではビットコインやイーサリアム、ライトコインなど主要仮想通貨などの限られた通貨ペアとなります。(2018年9月時点)


取引できる選択肢が増えるため、通貨ペアは多いほうが有利です。

5.気軽に始められる仮想通貨FX

仮想通貨FXは仮想通貨取引所に口座を開設しておこないます。

口座開設からから取引開始までの流れは、以下のようなものが一般的です。


1.メールアドレスとパスワードを登録する

2.本人確認書類を提出する

3.日本円を入金する

4.取引開始



仮想通貨取引所の口座開設は、メールアドレスや名前、住所などの個人情報を登録し、本人確認書類などをアップロードします。

その後、住所確認のためのハガキが届いて、認証番号を入力することで口座開設が完了となります。


通常は2~3日で取引開始となります。
(申し込みの時期や各取引所の状況により、口座開設の時間には差があります。)

まとめ

仮想通貨FXは、ビットコインなどの仮想通貨の取引にレバレッジをかけて、売買益を得るための取引方法です。

仮想通貨FXを利用すれば、多額の資金を準備しなくても利益を出せる可能性があります。

ビットコイン以外の仮想通貨であるアルトコインのFX取引も一般的になってきていますので、仮想通貨取引で利益をあげたいと考えている人は検討してもいいかもしれません。